★グリーンメールマガジン No.169★ 段ボール梱包におけるCO2排出削減の取組み

           2010年5月11日発行 株式会社フルハシ環境総合研究所
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       GMM[Green Mail Magazine] No.169

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*GMMは地球環境問題を前向きに解決し、「緑豊かな」地球を目指すとい
 う意味を込めて、「グリーンメールマガジン」と名付け、皆様に月2回
 お届けする環境マガジンです。
*このメールはお名刺をいただいた方、当社とご縁のある方々へ配信して
おります。このメールが必要のない方は、お手数ですがそのままご返信
ください。

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【本日の特集】
1.段ボール梱包におけるCO2排出削減の取組み
  奥村友美(株式会社フルハシ環境総合研究所)

【講演会・イベント情報】
2.日本MFCAフォーラム セミナー「MFCAの進化とその振り返り」
  [愛知] 5月27日(木) 主催:日本MFCAフォーラム

【今日のサンクスボイス】
3.オリジナル環境教育プログラムでいただいた、「ありがとう」の声

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◆本日の特集◆◇
1.段ボール梱包におけるCO2排出削減の取組み
  奥村友美(株式会社フルハシ環境総合研究所)
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昨今CO2排出削減への関心と必要性が高まっていますが、CO2排出削減のために
は、生産工程の改善から、製品改善、流通の改善等、様々なアプローチ方法が
あります。
今回は、梱包におけるCO2排出削減の取組みとして、株式会社タワダの段ボー
ル梱包の事例をご紹介します。

(1)小さな会社から生まれたアイデア
株式会社タワダは名古屋市昭和区にある従業員6人の会社で、もともと段ボール
用の止め金のワイヤーを製造・販売していました。しかし、ワイヤー方式の将
来性を危惧し、脱ワイヤーを狙って2002年から研究開発を開始し、2008年に段
ボールを糸で縫う機械「エコ・ステッチャー」を開発しました。現在、糸で縫
う方式と共に、入れ方の工夫等の提案により、段ボール梱包におけるCO2排出
削減、コスト削減へ繋げています。

(2)入れ方の工夫で、段ボール資材の大幅削減
段ボールの入れ方には、上から物を入れる「上入れ方式」と、缶ビール箱を代
表する「横入れ方式」があります。私たちが普段目にするのは、通信販売の商
品が届くときの箱のように「上入れ方式」が多いと思いますが、実は同じ大き
さの商品を入れる際に必要な段ボール資材は、上入れ方式と横入れ方式では違
います。フタがある場合は、上入れ方式の方が多くの資材が必要となります。
これは、一度展開図を見てみるとわかりますが、上入れ方式の方が重なり部分
が大きくなるためです。IHクッキングヒーターを例にすると、上入れ方式では
2.707m2の段ボール面積が必要なのに対し、横入れ方式では1.976m2となり、
その差は0.731m2で、27%削減されることになります。CO2排出量に換算すると、
ひと箱あたり257.5gの削減(※1)になります。

(3)ワイヤーから糸へ
段ボールを接合する方法の代表的なものには、金属類のワイヤーで止める方法
とボンドで接着する方法があります。金属類のワイヤーの場合、中の商品を傷
つける危険性や、分解の際に手間がかかることから、糸で縫う機械「エコ・ス
テッチャー」が開発されました。ワイヤーから糸にすることでCO2排出削減に
も繋がります。縦110×横460×高800mmの段ボール箱の高800mmを縫合する
場合、ワイヤーの場合は26発、糸(スフ糸)の場合は960cm必要となり、CO2
排出量はそれぞれ50.6g、20.5gとなり、59%の削減(※2)になります。

(4)糸ならではの「取り出しやすさ」が可能にする両側面アメリカンロック
段ボール資材が少なくてすむ「横入れ方式」と、糸で縫う方法により、CO2排
出量を大幅に削減できることをご紹介しましたが、横入れ方式は取り出しにく
い印象をお持ちの方もいるかと思います。しかし、糸で縫うことで、使いやす
さ(取り出しやすさ、分解しやすさ、処理しやすさ)も実現しています。それ
は、単環縫い(※3)の特徴を活かしたもので、縫い始め部分だけをほどいて
引っ張ると、スルスルと縫合部分が簡単にほどけることから、分解が非常に容
易で、商品が取り出しやすくなるのです。通常だと外から開けられないために
上入れ方式の底面か、横入れ方式の片側面にしか採用されないアメリカンロッ
ク(地獄底/接合がない)を縫合部分が簡単にほどける糸で縫う方法であれば、
両側面に採用することができます。これまでの段ボール業界では考えられない
方法ですが、既成概念に捉われることなく、新しいアイデアで、CO2排出削減
に繋げています。

なお、この取組みの詳細はエコプロネットWebサイトに、2009年度取組み事例
としてご紹介しておりますのでご参考ください。

エコプロネット http://www.ecopronet.jp/design.html
株式会社タワダ http://www.tawada.co.jp/
        http://box-co2.com/

※1 段ボール箱の1平米のCO2の排出量=352.3g- CO2/m2(段ボール工場+外
装用ライナ+中しん原紙) 『全国段ボール工業組合連合会』発表資料より
※2 株式会社フルハシ環境総合研究所調べ
※3 単環縫いとは、一本の針と一本の糸で縫う方式。一つ前の縫い目のルー
プの中に次の縫い目のループを通すことにより、糸の抜けを阻止する。


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◆講演会・イベント情報◆◇
2.日本MFCAフォーラム セミナー「MFCAの進化とその振り返り」
  [愛知] 5月27日(木) 主催:日本MFCAフォーラム
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日本MFCAフォーラム主催のMFCAセミナーをご案内します。
本セミナーでは、MFCAの進化の過程を振り返り、更なる発展の課題を提言
するとともに、ISO化の最新情報、サプライチェーンや、サービスの業での
MFCA導入等、最新の事例を紹介します。
MFCAの最新トピックスに触れることの出来る本セミナーに是非ご参加ください。
(このほか5月20日(木)東京、6月2日(火)大阪でも開催します。)


■日時:2010年5月27日(木) 14:00~16:30
■会場:愛知県産業労働センターウインクあいち903
     愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
     TEL:052-571-6131
■詳細URL:http://www.jmac.co.jp/service/event/detail.php?cid=463
■定員:50名

■参加料
1.日本MFCAフォーラム 個人会員、学術会員、学生会員:3,000円
2.一般参加者:5,000円
  
■申込方法
下記内容を、E-Mailにてお送りください。 MFCA_eco@jmac.co.jp
・会員区分(個人会員、学術会員、学生会員、一般参加者)
・参加希望会場・所属団体名・住所・所属部署・役職・氏名・電話番号・メールアドレス
後日、参加証・請求書を、E-Mailにてお送りします。

※満員となりましたら、申込を締め切らせていただくこともございます。

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■お申込・問合せ先
日本能率協会コンサルティング MFCAセンター 下垣、中村、増田
〒105-8534 東京都港区虎ノ門3丁目22-1 秀和第二芝公園三丁目ビル4階
TEL:03-3434-7332 FAX:03-3434-6430 e-mail:mfca_eco@jmac.co.jp


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◆今日のサンクスボイス◆◇
3.オリジナル環境教育プログラムでいただいた、「ありがとう」の声
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*「サンクスボイス」は、大切なお客様やパートナーからいただいた
感謝の言葉です。フルハシ環境総合研究所では、みなさまからいただいた
「ありがとう」に深く感謝し、愛される会社を目指します。 *

■オリジナル環境教育プログラム■
環境に関する新技術に関する工作を中心に、親子向けワークショップを実施。
環境と技術の関わりが楽しく、わかりやすく理解できるように、 カードゲーム、
クイズ、工作のプログラムを開発・運営をさせていただきました。
イベント終了後にも、参加者とコミュニケーションが取れる仕掛けも作りました。


●担当者方の感想
フルハシさんがいなかったら、こんなに素晴らしいイベントはできませんでした。
 ありがとうございました。

●当社からのコメント
 子どもたちが目を丸くして、新鮮な驚きを楽しんでくれた光景が強く印象に
 残っています。未来を担う世代に対して、企業が取組んでいる環境技術開発が
 きちんと伝わって、未来に希望を持ってもらえるといいですね。

●オリジナル環境教育プログラムとは。
 「気づく」→「知る」→「考える」→「行動する」→「広げる」のステップで、
 対象レベルや目的やテーマなど御社のニーズに沿った形でオリジナルのプログ
 ラムを構築いたします。
 http://www.fuluhashi.jp/ecoedu/program.html#original


お客様から届いた『サンクスボイス』をホームページにて、紹介しています。
 *Thanks Voice
  http://news.fuluhashi.jp/ThanksVoice/
 *今日のサンクスボイス
  http://news.fuluhashi.jp/ThanksVoice/2010/02/post_4.html

◇◆編集後記◇◆―――――――――――――――――――――――――――
6月は環境月間。
環境啓発をするには絶好の機会ですが、何か準備をされていますか?
当社では、環境教育プログラム・ワークショップ・ポスターなどのツール作成
など、様々なサポートを行います!(杉浦)
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▼ご意見、ご質問は、こちらまでお願いします。gmm@fuluhashi.jp

▼本メールマガジンの各種情報の内容については万全を期しておりますが、
その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいか
なる損害についても、補償はいたしかねます。

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【発行】株式会社フルハシ環境総合研究所
【担当研究員】 杉浦泰葉 y-sugiura@fuluhashi.jp
【編集】 船橋康貴 y-funahashi@fuluhashi.jp

【名古屋本社】〒460-0022 名古屋市中区金山1-14-18 金山センタープレイス6F
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▼フルハシ環境総合研究所
http://www.fuluhashi.jp/
▼エコモチ(企業人のモチベーションアッププロジェクト)
http://www.ecomoti.jp/
▼エコプロネット(環境付加価値を創造する製品開発支援ネットワーク)
http://www.ecopronet.jp/
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