2009年6月18日発行 株式会社フルハシ環境総合研究所
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GMM[Green Mail Magazine] No.148
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6月は環境月間です。あなたの会社はどんな取組みをしますか?
プログラムづくりから結果のフォローまで、
株式会社フルハシ環境総合研究所がお手伝いいたします。
*GMMは地球環境問題を前向きに解決し、「緑豊かな」地球を目指すとい
う意味を込めて、「グリーンメールマガジン」と名付け、皆様に月2回
お届けする環境マガジンです。
▼INDEX▼ ――――――――――――――――――――――――――――――
【本日の特集】
1.環境に配慮した製品開発「紙の折りたたみイス」
奥村 友美 (株式会社フルハシ環境総合研究所)
【講習会・イベント情報】
2.ものづくり環境シンポジウム~戦略的経営へ!製品開発の新たな視点~
[愛知]6月30日(火) エコプロネット共催
3.トークイベント「中部地域の地域環境力を創る」
[愛知]6月26日(金) 環境省中部地方環境事務所、名古屋大学
4.CSRシンポジウム「ESD×CSRを理解する“7つの質問”」
[東京]7月12日(日) 立教大学ESD研究センター
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◇◆本日の特集◆◇
1.環境に配慮した製品開発 「紙の折りたたみイス」
奥村 友美 (株式会社フルハシ環境総合研究所)
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1年3ヶ月の出産・育児休暇から復帰し、早2ヶ月が経ちました。復帰後は時間短
縮制度を利用して6時間勤務のため、復帰前と同じ仕事は難しいと思っていまし
たが、有難いことにチームの協力により、復帰前とほぼ同様の仕事を担当させ
てもらっています。そのひとつがエコプロネット(環境付加価値を創造する製
品開発支援ネットワーク http://ecopronet.jp/)です。今回は、エコプロネッ
トで進めている製品開発プロジェクトのひとつ「地球に、子どもにやさしいイス」
についてご紹介します。
このイスは、紙管を原材料とし、開発段階から持続可能性を盛り込み、「ひと
づくり」「ものづくり」DNAの伝承、人にやさしいデザインまで考えられていま
す。そして、エコプロネットというプラットフォームを活用し、イスのプロであ
る三惠工業株式会社(三重県鈴鹿市)を中心に、紙管のプロ、デザインのプロ、
環境のプロが連携して製品開発を行っています。
(1)持続可能な開発
イスの製造・販売を行う三恵工業株式会社において2006年にパイプイスのLCA
(ライフサイクルアセスメント※1)を実施したところ、原材料が占める環境負
荷が高いことがわかり、設計段階でどれだけパイプ素材であるアルミの使用量
を削減できるかが鍵となりました。アルミパイプ形状の見直しや、曲げ加工、
溶接技術の改良により軽量化を実現する新製品を開発しましたが、今回のプロ
ジェクトではさらに環境負荷の少ない「紙管」をパイプ原料に採用しました。
これにより、軽量化はもちろん、リサイクル性や廃棄しやすさも可能にしてい
ます。さらにサプライチェーン全体での環境負荷を減らすために、MFCA(マテ
リアルフローコスト会計※2)を導入するとともに、生産工程の改善を進めるな
ど、様々な環境技術を用いて、原材料調達から製品の廃棄、リサイクルまでラ
イフサイクル全体で環境負荷を抑えたものづくりをしています。
(2)「ひとづくり」「ものづくり」DNAの伝承
紙管を使用することにより、多様なバリエーション展開が可能になりました。
豊富なカラー展開はもちろん、例えばアニマルプリントで生物多様性の学習に
使用したり、さらには絵を描いたりシールを貼ったり、自由な発想で自分だけ
のオリジナルを作ることができます。単なる「イス」ではなく、環境教育の教
材としても使用できるような、次世代教育を考えたものづくりをしています。
(3)人にやさしいデザイン
何より、多くの人にとって使いやすい、安心・安全なデザインであることが重
要なポイントです。コンパクトで、軽く、しかも格好いい。この格好いいとは、
外観のデザイン(意匠性)はもちろんのこと、イスそのもののストーリー性、
すなわち人々にストーリーを物語るコミュニケーションするデザインが含まれ
ています。そのひとつがドネーションの仕組みです。売上利益の中からNPO/NGO
を通じて世界の困っている人たちへ支援を行います。
今回のプロジェクトは「イス」という形ですが、この製品開発の考え方は全ての
製品に通ずると考えています。このイスの販売は今年夏を予定していますが、
イスが売れることでこの様な考え方が広まることを期待しています。
なお、今月開催されるものづくり環境シンポジウム(6月30日14:00~16:30、
名古屋都市センター、詳細はhttp://www.ecopronet.jp/)において、三恵工業
株式会社よりこの製品開発の事例発表があるので、ご興味のある方はご参加
いただければ幸いです。
※1 LCA(ライフサイクルアセスメント):
製品の資源調達から製造、使用、廃棄までのライフサイクル全体で、投入資源、
環境負荷およびそれらによる地球や生態系への環境影響を定量的に評価する手法
※2 MFCA(マテリアルフローコスト会計):
製造工程ごとに資源やエネルギーのロスを把握し、そのロスに投入した材料費、
加工費、設備償却費などを数値化することで、製品設計・製造プロセスの改善に
つなげ、 環境負荷の低減と経済効率の向上の同時達成を目指す手法
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◆講習会・イベント情報◆◇
2.ものづくり環境シンポジウム~戦略的経営へ!製品開発の新たな視点~
[愛知]6月30日(火) エコプロネット共催
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東海ものづくり創生協議会「環境適合ビジネス研究会」キックオフ
■日時 2009年6月30日(火) 13:30受付 14:00~16:30
■場所 名古屋都市センター11F 大研修室
(金山総合駅南口すぐ http://www.nui.or.jp/gaiyo/map.html)
■対象 経営者(環境、開発部門の方もご参加ください)
■定員 100名
■費用 無料
■主催 東海ものづくり創生協議会・環境適合ビジネス研究会
■共催 エコプロネット
ものづくりにおける環境配慮が、コスト削減の観点からも、製品競争力の観
点からも強みとなることが広く認識されつつあります。しかし、人手不足で手
がつけられない、製品開発に活かせていない、その強みを上手く見せること
ができていない等、経営に戦略的に活かされていない場合があります。
そこで、本シンポジウムでは、講演と事例発表を通して、戦略的経営を目指
した製品開発の新たな視点をお伝えします。
■講演「自然に学ぶ粋なテクノロジー」
講師:石田秀輝氏
天然のエアコンともいえる土、洗浄不要のカタツムリの殻、どんな表面にも
くっつくヤモリの足。自然の中には近代テクノロジーでも容易に真似すること
のできない「知恵」がある。そんな完璧な循環をもつ自然から学ぶ新しいテ
クノロジー「ネイチャーテクノロジー」を、事例を交えて紹介する。そこに、
価格競争に陥らない、将来を見据えた製品開発の大きなヒントがある。
■事例発表「新たな挑戦!地球に、子どもにやさしい紙の折りたたみイス」
事例発表企業:三惠工業株式会社
2006年度にLCA(ライフサイクルアセスメント)、2007年度に資源生産性診断、
2008年度にサプライチェーンのMFCA(マテリアルフローコスト会計)を実施し
たことをきっかけに、これまでとは全く異なる素材「紙」で折りたたみイスをつ
くるという新たな挑戦をしている。エコプロネット(環境付加価値を創造する製
品開発支援ネットワーク)というプラットフォームを活用し、イスのプロ、紙管の
プロ、デザインのプロ、環境のプロが連携して製品開発を行っている。
■今後の予定
今年度はこのシンポジウムを皮切りに、7月30日に勉強会(カーボンフットプリ
ント、LCA、CO2排出量把握)、8月20日に交流会(資源効率の事例)、9月以降
に勉強会と交流会を開催します。
また、環境適合製品の開発に向けた個別の企画開発支援を行います。
■申し込み方法
6月26日(金)までにメールもしくはFAXにて下記内容をお送りください
お名前・会社名・部署・役職・メール・電話・FAX
...................................................................
■お問合せ先
経済産業省中部経済産業局 環境・リサイクル課 (担当 岡本)
メール qchbnk@meti.go.jp TEL 052-951-2768 FAX 052-951-2568
詳細HP
http://ecopronet.jp/news20090630.html
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◆講習会・イベント情報◆◇
3.トークイベント「中部地域の地域環境力を創る」
[愛知]6月26日(金) 環境省中部地方環境事務所、名古屋大学
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中部地方環境事務所と名古屋大学は、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)
を控え、中部地方において持続可能な地域づくりを進める上での課題を探るため、
6月の環境月間関連行事として、トークイベント「中部地方の地域環境力を創る」
を6月26日(金)に開催します。
本イベントは、2部構成となっており、第1部はあん・まくどなるど氏(国連大
学高等研究所いしかわ・かなざわ オペレーティングユニット所長)による基調
講演、第2部は今年の環境白書を題材としたトークセッション(「環境白書を読
む会」)です。
■日時:平成21年6月26日(金)17:30~20:15
■場所:名古屋大学 IB電子情報館 大講義室
(名古屋市千種区不老町 地下鉄名城線名古屋大学駅下車 徒歩1分)
■定員:300名
■参加費:無料
■申込方法
参加御希望の方は、別紙様式(参加申込書)に必要事項を記入の上、電子メール
(件名に「6/26参加希望」と入力してください。)又はFAXで、下記まで
お申し込みください。なお、先着順に受け付けますが、希望者多数により、参加
をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめ御了承ください。
■申込締切り:6月24日(水)17:00必着
■主催:環境省中部地方環境事務所・名古屋大学
■後援:環境パートナーシップ・CLUB(予定)
...................................................................
■お申込み・お問い合わせ先
〒460-0001 名古屋市中区三の丸2-5-2
環境省中部地方環境事務所環境対策課 (担当:高木)
電話:052-955-2134 FAX:052-951-8889
E-mail:reo-chubu@env.go.jp
参加申込書は、以下HPよりダウンロードできます。
http://chubu.env.go.jp/to_2009/0608a.html
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◆講習会・イベント情報◆◇
4.CSRシンポジウム「ESD×CSRを理解する“7つの質問”」
[東京]7月12日(日) 立教大学ESD研究センター
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■日時:2009年7月12日(日) 13時30分~17時30分 (開場13:00~)
■場所:立教大学池袋キャンパス14号館2階D201教室
■講師:立教大学ESD研究センターCSRチーム研究員
昨年10月に開催した連続セミナー「CSR!次のステップへ ― 持続可能な創出の
社会のために―」では、参加型の場を大切にしながら、生物多様性や法律、街づ
くりなどを通してCSRを学びました。今年のテーマは“ESD×CSR”。
CSR推進に、ESDはどのように貢献してゆけるのでしょうか?
「ESDとは何か?」「CSRとESDの関連性は?」「Sustainable Development(持続
可能な開発)のDとは?」などの7つの質問に7人の講師がユニークな切り口で解
答しながら、その命題へのアプローチを試みます。
■講師
阿部治・川嶋直・岡本享二・新谷大輔・中西紹一・中野民夫・福田秀人
■本シンポジウムの続編として
10月4日(日)13:30~17:30と10月18日(日)13:30~17:30に、定員30名程
度の連続セミナーを開催します。2回の連続セミナーは、人材育成プログラムの
開発を目的に開催するもので、人数を制限しさらに深い学びの機会を作ります。
なお、セミナー参加者は本シンポジウムにご参加いただいた方々を想定しており
ます。各セミナーへの参加申込については追ってお知らせいたします。
■参加費 無料
■お申し込み方法(定員:先着250名)立教大学ESD研究センター(ESDRC)まで、
「7月12日CSRセミナー」という件名で「1.氏名、2.ご所属、3.ご連絡先
(メールアドレスかお電話番号)、4.参加希望の動機」を、メールかFAXで
お知らせください。また、HPに設置されたお申し込みフォームからもお申し込み
いただけます。
■主催:立教大学ESD研究センター
■協力・NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)
...................................................................
■お問い合せ先
立教大学ESD研究センター(ESDRC)
ADDRESS:〒171- 8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
TEL&FAX:03-3985-2686 MAIL:esdrc@grp.rikkyo.ne.jp
URL:http: //www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/ESD
◇◆編集後記◇◆―――――――――――――――――――――――――――
1日6時間という限られた時間で仕事をしていると、以前に増して「効率」を意識
するようになりました。工場などで環境コンサルティングを行う際、工程改善に
よる効率化についても触れますが、自分自身が「効率化」を実現してよい見本に
なりたいものです。(奥村)
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▼ご意見、ご質問は、こちらまでお願いします。gmm@fuluhashi.jp
▼本メールマガジンの各種情報の内容については万全を期しておりますが、
その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいか
なる損害についても、補償はいたしかねます。
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【発行】株式会社フルハシ環境総合研究所 URL:http://www.fuluhashi.jp
【担当研究員】 杉浦泰葉 y-sugiura@fuluhashi.jp
【編集】 船橋康貴 y-funahashi@fuluhashi.jp
(本社) 〒460-0022 名古屋市中区金山1-12-14 金山総合ビル7F
Tel:052-324-5351 Fax:052-324-5352
(東京事務所)〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-8-5 エビス・S&Sウエスト3F
Tel:03-5728-3413 Fax:03-5728-3414
▼エコモチ(企業人のモチベーションアッププロジェクト)
http://www.ecomoti.jp/
▼エコプロネット(環境付加価値を創造する製品開発支援ネットワーク)
http://www.ecopronet.jp/
▼ReSTEP(企業×企業の環境コミュニケーションサイト)
http://restep.zttc.or.jp/
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